ベートーベン交響曲第7番2008年03月24日

 わたしが一番好きなベートーベンの交響曲は7番。その名演といえば、私の認識では、76年のカルロス・クライバー、ウイーンフィルが有名だったと思います。さらに古いですが、ワルターも良かった。最近、パーヴォ・ヤルビィーの演奏がレコード芸術で特選盤になったりして話題になったので、このCDも聞いてみました。これは確かにクライバーと並ぶ名演かもしれないです。気に入りました。カップリングされている4番はクライバーが上と思いましたが・・・。
 ただ、今日ご紹介したいのは、これとは別の演奏です。先日の3月16日、サントリーホールで聞いた読売日本交響楽団、名曲シリーズ第500回記念、下野竜也指揮の7番は、驚異的な出来でした。読響の7番は昨年も聞きましたが、それとは段違いの演奏。同じオケでもこんなに変わるのか・・・。500回記念ということで全員が乗っていたのもあるのでしょう(いつもやる気がないという意味ではないのですけれど)。第一楽章の出だしからかなり乗っていたので、「こんな調子で最終楽章までいけるのかしら」とか余計な心配をしてしまうほどの乗りのよさ。でも、そのままで行ってしまいました、最後まで・・・。すごい演奏でしたよ。ワルターよりもクライバーよりも、ヤルヴィよりも良かったです。
 こんなこと言っても「生演奏では聞けないじゃないか」と思われるかもしれませんが、当日はカメラが入っていて、TV放送があります。5月15日 AM 2時14分より、日本テレビ「TANTOクラシック」とのことです。TVで熱演がどこまで伝わるのかわかりませんが、聞いてみてください。

使用DAC: もちろんなし。わたしの耳が使用デバイスです。

PS: PMAは、導入に伴い、結局システム全体を調整中。ポンと繋いだだけでもかなりよいですが、やはり高域の美音を生かすには、それなりの調整が必要でした。これでよしと思うところまで追い込んでから報告予定です。写真は、M-06αに代わりラックに入ったPMAの2台。

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