レコードプレーヤーの電気毛布保温作戦2009年01月19日

 アナログレコードのカートリッジは、針先にダンパー(ゴム系)があるので、温度に敏感なのは良く知られています。
 特に、私のオーディオが置いてある部屋は客間兼用なので、週末以外は昼も暖房を切っていますので、週末にはカートリッジが冷え切ってます。
 で、土曜の朝から暖房を入れても、カートリッジの温度が部屋の空気の温度まで上がるのに半日以上かかります。 アンプなどの機器と異なり、カートリッジは演奏しても自己発熱しないので、音を出しても温度が上がるのは早まりません。

 それゆえ、LPの音は土曜には最悪。仕方がないので、土曜の夜も暖房を入れたままにすると、日曜の朝には非常に快調な音でなります。

 ということがわかってはいても、人の居ない部屋に連日、終日、エアコンを入れておくなんて、エコに反するので対策を考えました。

 プレーヤーの上に電気スタンドを置いて、電球をカートリッジに近づけて照らす、というのはよく知られている方法。私も昔はやっていましたが、近づけすぎて温度が上がりすぎた失敗を経験し、危険なのでやめたのでした。

 今回の作戦は、もっと安全に、全体をホンワカ保温しようというもの。すくなくとも、これまでに私は聞いたことのない「新作戦」です。

 それは、「電気ひざ掛け毛布」をプレーヤーの上にかけておく作戦。(写真参照)。購入費用約5000円です。

 電気毛布なら、低温やけど防止のために表面温度があがりすぎないように制御されていますから、ダンパーをいためるような温度までが上がりすぎる心配はないし、省エネだし、温度も安定していそうに思います。

 写真の右上の窓にある数字は、非接触赤外線温度計にて毛布をかける前に測定したカートリッジの温度。今日はあまり寒くなかったので、測定時点の室温と同じで、約14℃程度でした。

 とりあえず、電気毛布のレベルを「2」にして、開始から4時間ほどたった先ほど、また計測したらカートリッジ温度が21℃に上がっていましたので、毛布の設定レベルを「1」に下げておきました。

 明日には、どんな温度で平衡したかご報告しましょう。 目標は20℃前後を考えています。これは成功しそうな予感がします。

 実はこれを思いついたのは昨日、ネットで注文したのも昨日、とどいたのが今夜20時。現在保温中。
われながら、実にすばやい行動ですねえ (^^;

 そういえば、この手の温度平衡の話は天文の方の望遠鏡でもよくある話でしたねえ。こちらは夜に下がった気温に望遠鏡がなじむのに時間がかかって大変、という話で加熱と違って対策は簡単でないですが。

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