ELAC 4PI plus2 スーパーツイーターの試聴2008年03月02日

わけあって、ELAC 4PI plus2というスーパーツイーターを我が家でテストできる機会を得ました。キノコ型、無指向性、美音で有名なツイーターです。4344のツイーターのクロスオーバーは12K。ELAC 4PI内蔵のネットワークにも12Kのポイントがありますので、あっさり繋がるかも、と安直に考えて(甘い!)、高域の大幅改善を期待しつつ、繋いで見ました。
 さて出てきた音は、高音だけ聞く限り、とても美しい。惚れ込む人が居ても不思議ではありません。耳障りもよく、ソフトでありながらワイドレンジ。
 一瞬、これはいいか!!と思ったのですが、しばし試聴を進めるうち、4344と基本的に音色があわんような気がしてきました。なんだかとってつけた高音なのですよねえ。ホーンの音を聞きなれたわたしの求める音とは違うなあ・・・。アッテネータを最小(-4dB)にセットしてもまだレベルが若干高いというのも問題かもしれないけれど、それ以上の音色の問題。
 チューニングを進めて何とかなる範囲ではないような気がします。ま、さらにつめるには、すくなくともレベル調整付きの専用アンプを用意してバイアンプ駆動が必要と思いました。もう少し音色として気に入れば、LINN LK140を移動して試してもよかったのですが、どうもそこまでがんばる気にならなかったので、本日の試験は終了。このキノコの購入はたぶんあきらめることになりそうです。音としては美しいし、デザインもすごく気にいっていたのに、残念無念。
 ま、例えばですが、水彩画を油絵で部分着色したみたいな感じですかね。なんか浮いている。わたしのシステムの中では、そんな感じでした。