ナグラ PMA パワーアンプの試聴2008年03月11日

さて、またまた自宅試聴の巻です。
 わけあって、あの有名なピラミッド型モノラルパワーアンプ、NAGRA PMAの自宅試聴の機会を得ました。この形状、メーカーはそれなりの合理的理由がある形とは言っておりますが、まあ、わたしとしてはその説明にあまり納得もできませんでしたので、なんとなく「ネガティブな先入観」で聞き始めました。
 しかし、出てきた音はそんな先入観を吹き飛ばす「まったくの正統派」。わたしの現状のシステムでは、まるで足踏みみたいに「ドシン、ドシン」と聞こえていたサロネンの「春の祭典」の大太鼓。「なんだよ~この録音~」とか不満を言っていましたが、これはどうやら当方の再生装置のせいらしい。PMAでは、「ドシン」でなく、「ドン~ン~ン~ン」と、まさに大太鼓の革が往復するのがわかる。コンサートで聞いた大太鼓の音は、そういえばこれだ。そのくせ、キリテカナワの声も滑らかで自然。弦楽もソフトだし、音全体の混濁感も激減してしまう。
 これはやばいです。たった10kgx2、発熱もほとんどしない省エネアンプなのに。
 うーむー、超高額アンプながら、これを聞かされると無視できない。この音を聞いてから、ピラミッドの形を見ると、なかなか「イケテル形状」のような気がしてくるから不思議。よく見ると、すごい精度で作られているし。高効率パルス電源も馬鹿にするわけにはいかない。省エネの時代にもあっているしなあ。
現在、苦慮中・・・・・

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