DEQ2496のNoise Shaperの設定についての注意2008年12月27日

Noise Shaperは絶対にONにしてはいけない!! という報告です。

 DEQ2496では、IOメニューの初期設定で「Noise ShaperがON」になっています。私は、この種のデジタル付加処理は、すべてを高級DACに任せるつもりで、最初からOFFにしていました。しかし、あるとき知らぬうちにボタンに手が触れてNoise ShaperがONになったらしい。 それからしばらく、突然の音の劣化に戸惑いました。なにか壊れたのかと思いました。明らかに音が汚れます。

 Noise ShaperがONになっているのに気がつくまで、一日かかりました。

 デジタル接続でCDドライブとDACの間にDEQ2496を入れるときは、Noise ShaperとDitherは絶対にOFFにしておくべきだと思いましたので、報告します。
 DEQ2496の初期設定はONなので、知らずにONのまま使い、「DEQ2496は意外に音が悪くなる」と思っている人が多数存在する可能性があるように思います。

 添付の画面は、左下のNOISE SHAPERがOFF、右上のDITHERもOFFの状態。高級DACへのデジタル接続では、この状態で使うことを推奨します。DEQ2496をお使いの方は、状態をぜひご確認ください。
 なお、アナログ接続の方は、ONにすべきかOFFかは私はわかりません。

 私は、最初に迷わずNoise Shaper と Ditherを「OFF」にして使い始めたのは運が良かったと思います。もし、この「ON」の状態の音を最初に聞いていたら、翌日にはDEQ2496は手放していたかも知れません。