メニューインのパガニーニVn協奏曲1,2番2008年01月14日

メニューインのパガニーニVn協奏曲1,2番
バイオリンの名手、パガニーニは4つのバイオリン協奏曲を残しています。その1,2番の名演とされるのが、バイオリン・メニューイン、エレーデ指揮、ロイヤルフィル。これも録音は古く、1960年。もちろんLPレコードで持っていたのですが、いまだそれを超える演奏に出会いません。録音でいえば最近、新進の女流、ヒラリー・ハーンの1番が出て話題でした。買ってみましたが、正直なところ、好きになれません。ま、録音クオリティは上がりましたけれど・・・。そんなわけで、メニューイン版のCD発売はないのか、と探したところ見つけてしまいました。写真はLPジャケットとCD版。単に演奏技術を誇示するのでなくて、じつにさりげなく弾いて、パガニーニの難曲から豊かな音楽性を引き出しているメニューインの技術に感心してしまいます。ワルターでもご紹介したデッカの名録音に比べれば、同時期ながらややレンジが狭いと感じるものの、現代のオーディオで演奏してもなんら問題ありません。本当は3番が好きなのですが、なかなかCDが見当たりませんね。
使用DAC: CHORD DAC64-Mk2、LPはオルトフォンMC*30。LPも盤状態が非常によいので、両者は優劣付け難いです。

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